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独自の液滴法による複雑レンズ形状対応ガラス成形技術

形状の自由度が新しい用途の光学系を開拓

独自技術による複雑・高精度な小径ガラスレンズの提供

コニカミノルタ独自開発の、溶融ガラス滴からレンズ形状を直接作り出す技術により、小型で省スペース性を有しながら、複雑な形状であったり高精度なガラスレンズを提供します。

例えば、自動車やロボットアイ用のカメラモジュールなどでは、省スペース性や高い環境耐用性、さらには高いアウトプット精度が求められます。過酷な使用環境の中でも優れたレンズ性能を維持するためには、加工性の良いプラスチックレンズよりも、熱的安定性などの耐用性に優れるガラスレンズが必要となります。コニカミノルタは、技術革新により複雑な形状の小型ガラスレンズの作製に成功しました。

コニカミノルタ独自の小型ガラスレンズの提供を通じて、従来使用できなかった環境で、高性能な光学ユニットを普及し、光学系が支える新しい社会価値の拡大に貢献致します。

技術概要

コニカミノルタの液滴法による小型ガラスレンズ成形技術は、一般的なガラスレンズの成形法(再加熱成形法)のようにガラス材料プリフォームを用いる方式ではなく、溶融ガラスを直接的にレンズに成形する独自技術です。最大の特徴は、”直接的”であることにより、数十秒という超短時間での成形可能な点です。最小限の金型で製造できる経済的メリットや、短納期での製造など高い生産性を得ることができます。
また、高いレンズ精度を出すことができるのは、金型の位置調整技術が非常に高いためです。上下一対の金型間の位置調整にノウハウを持っており、例えば、サブミクロンでの偏心精度を要求されるブルーレイ用ピックアップレンズを量産した実績があります。
このように、本技術は、技術的な特徴から生まれる様々な利点を活かして、小型ガラスレンズの新しい使用用途を開拓していく技術になっています。

成形装置とその仕組み

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