インク長距離吐出技術
IJヘッドとメディアの距離が離れた状態でも高品質な印字を実現
広いギャップを活かし、非平面基材や立体物への高品質印字を実現
コニカミノルタのIJヘッドは、従来品と比べ、ヘッドとメディアの距離(メディアギャップ)が離れていても高品質な描画が可能となっています。この広いメディアギャップを活かして、主に工業用途に求められる、凹凸のある非平面メディアや立体物への印字などに幅広く対応できます。また、十分なギャップが確保できているため、反ったメディアと衝突するなどの影響を受けにくく、ヘッドの信頼性向上およびプリンター稼働率向上に貢献しています。
技術概要
インク長距離吐出技術は、薄膜ピエゾ技術と独自のノズル加工技術、インク流路設計、駆動波形制御(メニスカス制御)技術の組合せにより実現しています。これの技術により、サテライト滴(射出されたインク滴の主滴から分離してできる小液滴)の発生を抑制しながら、インクを高速射出することができます。その結果、メディアとの距離が遠くても、インクを目標位置に高精度で着弾することができ、高い描画品質が得られます。