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廃水レスなドライプリントを実現するインクジェット染色技術

廃水による環境汚染を低減し、オンデマンドなデジタル捺染を推進

廃液削減、廃棄削減により社会課題解決に貢献する染色技術を創出

コニカミノルタは20年以上にわたりNassengerシリーズの提供によって、アナログ捺染からデジタル捺染への変革に貢献してきました。アパレル産業が抱える社会課題として、製造過程での廃水、衣服の廃棄があります。この社会課題解決に向けて、廃水が発生しない染色技術の提供により、廃液の大幅な削減、また廃水処理施設が不要になることで、デジタル捺染機の設置自由度が高くなり、サプライチェーンの短縮が可能となります。受注から納品まで短納期で実現できるために余分な在庫を抱える必要がなくなり、売れ残りによる衣服の廃棄問題を解決できます。コニカミノルタは未来の地球環境を守るため一歩ずつ貢献していきます。

技術概要

従来のデジタル染色はインクジェットで印刷後に色を鮮やかに発色させる蒸し工程、残存染料を除去する洗濯工程など、多岐にわたる環境負荷の大きい工程が存在しております。コニカミノルタでは地球環境を守るため発色工程、洗濯工程が不要な顔料系の染色技術に着目しました。一般に顔料系の染色は発色性が悪く、樹脂で顔料を固定するため、生地が硬くなりアパレル用途には適していない方式です。コニカミノルタは保有資産である写真フィルムで培った界面制御技術、トナー合成で培った樹脂設計技術、光の散乱や屈折を制御する光学設計技術とインクジェット技術を融合し、顔料系の染色でもアパレルに適した鮮やかさと柔らかさを実現しました。

洗濯工程を削減し大幅に廃水を削減

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