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光学素子の自由曲面加工技術

省スペースかつ高解像度な次世代光学素子を実現

自由曲面が実現する省スペースかつ高解像度な次世代光学素子

自由曲面を持つ光学素子は、車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)や、XR(クロスリアリティ)の体験に必要なヘッドマウントディスプレイ(HMD)に使われ、先端技術の社会実装に必要不可欠な光学素子です。
こうしたデバイスは、車のドライバー前方のインパネ内や人間の頭上などの限られたスペースの中で、高い解像度の描画が求められます。したがって、一般的な球面や非球面の光学レンズのように、複数枚組み合わせて高い精度を出す手段を取れません。本技術が提供する形状の自由な光学素子は、1つの素子に複数の光学機能を持たせられるため、省スペース性と高解像度を両立させることができます。

※XRとは、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)/MR(複合現実)など、現実世界と仮想世界を融合させる先端技術の総称です。

技術概要

自由曲面は、省スペースと高精度の両立という、従来の制約を打破できる技術です。しかし、単純な数式で表現出来ない設計情報を落とし込むためには、高い技術力が求められます。
特に、コニカミノルタでは、自由曲面形状を作り出す金型の加工技術に強みがあります。強みを支えるポイントは2点あり、
「自社開発の加工プログラム作成ソフト(CAM)により、複数の可動軸を有する加工機を高い精度で制御できること」と「誤差を徹底的に排除する加工環境の整備」によって実現しています。こうした強みにより、大面積の素子であっても小さな形状誤差に抑えることを得意としています。(面サイズは最大Φ600mmまで対応可能。この面積以内であれば 、表面粗さを5nm以下に抑えることができます。)
以上のような製造技術に加え、前工程の設計、後工程の評価も含めて、一貫して製造を手掛けていることもコニカミノルタの強みです。長い歴史の中で連綿と培ってきた光学素子の製造設備、技術、そしてノウハウにより、お客様の望む自由曲面の光学素子を提供いたします。

大型自由曲面形状を持つミラー

<p>ARグラスのパーツ</p>
<p>自由曲面を用いたHUDコンバイナ―</p>

ARグラスのパーツ

自由曲面を用いたHUDコンバイナ―

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