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“みたい”に応える技術

光学フィルムの溶液製膜技術

高い機能と品質で高次化するディスプレイ用途への要求に応える

光学用高分子フィルムの製膜とTACからSANUQIへのトランスフォーム

近年、情報サービス拡大やデジタル化に伴う技術革新により、ディスプレイ産業は市場の拡大と顧客ニーズの変化、多用途展開が進んでいます。具体的にはディスプレイの反射防止能やUVカット能、高耐久性と達成すべき機能が高次化し、また折り畳み型スマートフォン、超薄膜スマートフォン等利用領域が拡大しています。コニカミノルタでは、TACに替わる新材料として新世代COP(SANUQI)を製品化、材料設計技術とDX技術を取り入れた溶液製膜技術を組み合わせることで、優れた耐水性と加工適性の両立を実現しました。

技術概要

光学用高分子フィルムの製膜方法は溶融製膜法、溶液製膜法に分類されます。コニカミノルタでは、キャスト後の乾燥時間制御が容易であり、薄膜製膜に有効な溶液製膜法を選択しています。新世代COP(SANUQI)は、溶液製膜法の特徴を生かした加工を施しています。さらにDX技術を導入することで、カメラ・センサーから得られたデータを基に解析・監視を行う情報専用ネットワークを含んだプラットフォームも新たに構築しました。これらの施策により高耐熱、高分子量ポリマーの使用が可能となり、優れた亀裂耐性を実現しました。ここから精密な延伸性や靭性が生まれ、車載領域用途など様々な異形加工への適性を獲得しました。また、有機EL方式におけるFoldableやRollable、Flexibleといった新ディスプレイへの適用が期待されます。

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