お問い合わせはこちら

協業や技術に関して
お話しましょう

“みたい”に応える技術

リモートメンテナンスを実現するセンシング技術とデータアナリティクス

遠隔診断によってお客様の複合機を常時安定に稼働

利用状況や環境によらず、リモートメンテナンスによってコピーやプリントのワークフローを安心して使い続けられる

コニカミノルタは、複合機メーカーとして半世紀以上に渡ってお客様のビジネスを下支えし、共に歩んできました。私たちはプリントの出来映え品質に拘るのはもちろんのこと、お客様の業務を止めない、手を煩わせないことを最優先に考え、複合機の遠隔診断と、それに基づいた保守運用に取り組んでいます。それはまた、過剰な部品交換を防ぎ、限りある地球資源を大切に守ることでもあります。コニカミノルタは、データアナリティクスを活用して、オフィスの新たな働き方、未来のビジネスシーンを創造していきます。

技術概要

複合機をお客様が利用できなくなる代表的な状況として、メンテナンスによる停止、用紙詰まりのトラブル、トナー切れがあります。私たちは複合機内にセンシング手段を導入し、その情報を解析することで、メンテナンス時期の特定、用紙詰まりの予兆検知、トナー切れ時期の予測を行っています。また世界中の複合機から集めたデータを統合して解析することで、予測精度の向上を図っています。センシング対象は複合機内部の電気特性、メカ機構動作、使用環境など多岐にわたっており、コニカミノルタの持つ物理、機械、電気の知識とデータ分析技術を融合させた、お客様に安心して複合機を使って頂くための取り組みです

画像形成プロセスユニットの寿命予測技術

電子写真技術での画像形成において、心臓部と言えるのが有機感光体(OPC)であり、数10μmオーダーの有機膜の表面にトナー像を形成しています。そのOPCの寿命を決定するのが有機膜の減耗です。私たちはその膜厚をプリント動作時にリアルタイムに検出し、メンテナンス時期を随時推定しています。また世界中の複合機から収集したセンシング結果を統計分析することで、メンテナンス時期の推定精度を高めています。この予測技術は、お客様の業務を止めないために、メンテナンスの頻度、箇所を絞り込むために使われています。

用紙搬送の状態診断技術と機械設定の自動調整

市場で使用される用紙は多種多様にわたり、用紙搬送のトラブルはお客様のワークフローを停滞させてしまう主要因の一つとなります。私たちは用紙詰まりの履歴、その予兆の履歴を分析し、用紙搬送の状態を診断、通知する仕組みを構築しました。また併せて用紙の物理特性を検出する機構を開発し、最適な用紙設定を可能とすることで用紙搬送トラブルの未然防止を実現しています。

トナー自動配送を支えるトナー消費量予測技術

トナーはお客様による補充が必要な消耗品ですが、トナー切れ防止と保管スペース削減を両立させるため、トナー在庫の適正量を維持する必要があります。私たちはその管理、発注に関わる手間を削減し、お客様のビジネスに集中していただける環境を作るため、最適なトナー配送タイミングを予測する技術を開発しています。複合機内のトナー残量、お客様のプリント履歴をもとにした将来のトナー消費量予測、そしてトナー配送リードタイムから、最適なトナー配送タイミングを予測する技術です。画像形成プロセスユニットの寿命予測技術も加味した、消耗品、交換部品のまとめ配送にも取り組んでいます。

リモートメンテナンスを実現する情報収集分析システム

私たちは、複合機から数百種類にも及ぶデータを毎日収集し分析を行っています。そのデータは画像形成プロセスユニットの状態データ、用紙搬送状態データ、お客様の使用状況、使用環境データ等多岐にわたっており、お客様先の複合機の使われ方とその影響を仮想的に再現するものです。その分析結果はコールセンターやカスタマーエンジニア(CE)と共有することが可能となっています。万が一複合機にトラブルが発生した場合においても、事前に複合機の状態をサービス部門にて把握することで、保守作業を円滑に実施することができます。

この技術に関するお問い合わせ

お問い合わせ

このページを共有する