IJヘッド高耐久化技術
独自の材料設計技術によって、幅広いインク適合性を確保
水性インク・工業用途市場に向け、多用途に高耐久なIJヘッドを実現
IJ方式はメディアを選ばない印刷技術であり、インダストリー分野での活用領域は近年ますます拡大しています。用途拡大の中で、IJヘッドは、機能性液体をオンデマンドに吐出するためのデジタルデバイスとして位置付けられています。そのため、UV/オイル/溶剤/水性など幅広いインク種を用いても、化学反応により劣化することなく吐出し続けられる性能が求められます。コニカミノルタでは、精密加工されたIJヘッドに材料技術のノウハウを掛け合わせることで、多種多様なインク種に対する高い耐久性を実現しています。
技術概要
IJヘッドの流路や外装は様々な材料で構成されており、それらはコア技術のひとつである精密加工技術により所望の射出性能や循環機能を得る為に微細構造化・アセンブリされます。コニカミノルタのIJヘッドではそれらの構造物を接液耐久性が高い材料でコーティングする、または構造物同士を接合する事により、水系インクのような低粘度インクからUV硬化インクのような高粘度インク、更には部材自体の侵食性が高い工業用途向けのインクまで幅広い分野のインクの利用を可能にしています。