高感度タンパク定量解析技術
独自開発の蛍光粒子が標的タンパクを見える化
高感度と定量的な解析を可能とする、新しい免疫組織化学染色
独自に開発した高輝度蛍光粒子を用いて、ヒトや動物の病理標本切片から細胞内外に発現している標的タンパクや標的タンパクに結合している薬剤を高感度に検出します。従来技術では困難であった標的の高感度定量化を可能とし、精密画像解析を駆使した局在解析等により、薬剤作用機序の科学的エビデンスを高める付加的情報を提供します。
技術概要
PIDは均一な粒子径、蛍光色素や量子ドットよりも高い輝度、励起光照射下での高い安定性といった特徴を有しているため、従来法では達成できない高感度・定量的な解析を実現しています。免疫染色の手法としては、従来法と同様のプロセスであり、特別な試薬や抗体は必要ありません。染色された検体から明視野画像と蛍光画像を取得し、独自アルゴリズムを用いて解析することで定量評価を可能としています。明視野画像ではAI等による画像処理を行うことで、関心領域(細胞種、細胞核等)の抽出の他、細胞数や面積等を測定します。蛍光画像では輝点の蛍光強度から標的タンパクの量を粒子数として算出します。