インク非接触のPZTアクチュエーター技術
独自のヘッド構造により工業用機能性インクに高い適合性を実現
多様な機能性インクに対する長期耐久性と鉛フリー化による吐出インクの安全性向上
インダストリー分野では多様な機能性インクが存在するため、種々の化学特性に対して高い材料適合性をもったヘッドが求められています。有機溶剤から水系、酸-アルカリなどのインクに対して高い耐久性を発揮することで、長期信頼性を確保するとともに、インクへの鉛溶出を構造的に防止することで吐出インクの安全性を高めます。
技術概要
インクとPZT/電極が振動板で構造的に分離されており、またPZT アクチュエーターをインク流路の外部に形成する構造をとっています。このような構造をとることによりPZT中の鉛がインクに溶出するリスクをなくすとともに、インクの接液部分には耐久性に優れた部材・接着剤を使用することで、有機溶剤から水系、酸-アルカリまで多様な機能性インクに対して高い耐久性を実現しています。