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テクノロジーレポート2025

テクノロジーレポート2025

Technology Report Vol.22, 2025

  • 巻頭言

    技術基盤の確立と持続的成長に向けた一歩

    コニカミノルタ株式会社
    執行役員 技術開発本部長

    岸 恵一

    中期経営計画(2023-2025)も2年目を迎え、コニカミノルタでは既存事業強化のための技術開発と今後の成長に向けた技術の仕込みを強化しています。今回のテクノロジーレポートでは、当社の保有技術、AIなどとの多種多様な融合事例を紹介する内容を集約しました。これらの技術を活かし、事業のさらなる発展を目指しつつ、社会と人々の持続的成長に貢献してまいります。

    岸 恵一
  • レポート

    • 技術論文

        • 渡邉 奈穂美
        • 鈴木 啓史

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 1

        インクジェット射出におけるミスト発生量の予測手法を報告します。ドロップウォッチャーで取得した画像データを解析し、液滴の減速モデルから各液滴の飛翔距離を計算することで、より詳細な射出状態の把握を可能とし、インクジェット技術の品質向上に貢献します。

        • 南 晴貴
        • 一杉 俊平
        • 青木 洋一
        • 岡野 誉之
        • 高橋 理愛子

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 2

        次世代多次元データ解析システム「FLAIRS」は、食品、医薬品、化学材料など幅広い分野での品質評価を革新します。本書では、甘味評価や偽造薬の判別、インクジェット材料の射出性予測など、FLAIRSの応用事例と未来への展望を紹介します。

        • 大澤 耕
        • 奥山 倫弘
        • 荒木 勇介
        • 髙 友香子
        • 小島 茂
        • 成毛 章容
        • 室賀 駿

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 3

        材料化学分野向けマルチモーダルAI技術の研究開発事例を紹介します。本技術は繊維強化樹脂を題材として産業技術総合研究所との共同研究で技術開発したものであり、複合材料の研究開発期間を大幅に短縮できる可能性があります。

        • 手嶋 克智
        • 児玉 祥紘

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 4

        コンクリート橋梁のPC鋼材の破断を即座に検知するSenrigaNについて紹介します。本製品の自動破断判定アルゴリズムを用いることで従来の属人的な判定を排除し、誰でも破断検査を行える仕組みを提供します。また、自動破断判定機能をWebアプリケーションとして適用した事例も紹介します。

    • 技術紹介

        • 伊藤 智映
        • 田丸 剛士
        • 藤原 康司
        • 畔柳 祐一
        • 渡部 直樹

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 5

        コニカミノルタが提供する高画質のインクジェット製品を支えるシミュレーション技術を紹介します。インク吐出から画像形成までを複合的なシミュレーションにより再現し、試作前から画像の作りこみを可能とすることで、更なる高品質の画像を提供し続けます。

        • 成瀬 彰
        • 田中 貴記
        • 大野 由裕
        • 行本 知仁

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 6

        コニカミノルタがプロダクションプリンターの消耗品製造で実践する、多品種対応可能な自動組立ラインについて紹介します。自動組立技術の高度化と自動化に最適化した製品設計の融合により、大幅な設備投資抑制と生産性向上を実現します。

        • 野村 庄一
        • 薮内 周
        • 野田 恵介

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 7

        コニカミノルタのプロダクションプリンターの最新機種に搭載された、色彩補正技術(インテリジェントカラーコントロール)を紹介します。自動品質最適化ユニット(IQ-501/601)と連動して機能する本技術は、出力紙濃度調整と自動画質補正に用いられ、安定で高品質な印刷を簡易操作で実現させます。

        • 山本 譲
        • 田中 宏樹
        • 小歩 岳史

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 8

        縦型ポータブル分光測色計『CM-17d』は、縦型・軽量・容易かつ正確な位置合わせが可能といった特長を有し、小物・曲面形状の部品の測定に優れています。自動車、電機、化粧品、塗料、プラスチック、建材など幅広い分野の品質管理、生産、研究開発における作業効率を高め、高度な色管理を実現します。

        • 伊藤 康敏
        • 建部 隆
        • 小沼 太朗
        • 久保 智彦

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 9

        SAZMAⓇは、ディスプレイ用光学フィルムとして開発した次世代アクリルフィルムです。独自の処方とプロセスにより実現した、従来品にはない表面加工のしやすさと光学等方性を生かし、偏光板用途にとどまらず様々な最先端ディスプレイへの活用を進めています。

        • 白石 貴彦
        • 糠谷 優之
        • 木元 貴士
        • 酒井 崇
        • 西台 顕伍
        • 木村 洋介

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 10

        超音波診断装置「SONIMAGE UX1/SONOVISTA LX」について紹介します。本製品に搭載された新技術・新機能により超音波画像をより一層高画質化し、さらに診療時の安全性確保や教育を支援することで、診療現場への更なる価値提供に貢献します。

        • 町田 のどか
        • 勝原 慎介

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 11

        胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」について紹介します。本ソフトウェアは、胸部X線画像をDeep Learning技術で解析し、異常所見である結節影・腫瘤影・浸潤影が疑われる領域を検出することで、医師の読影時の見落とし防止を実現します。

        • 竹村 知晃
        • 和田 恒
        • 倉橋 央
        • 堀田 伸一

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 12

        AI技術を活用した画像診断の効率化支援機能MIMPS-AIを紹介します。コニカミノルタの医用画像管理システム「FINO.VITA.GX」に搭載されたMIMPS-AIの機能のひとつ「CT画像同期アシスト」により、効率的な画像比較環境を提供します。

        • 平野 裕子

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 13

        コニカミノルタのデザイン現場で実践される「デザインプロセスにおける二律往来思考」について紹介します。本思考法はデザイナーの経験知を言語化し、開発ステップに沿ったチャプター形式で提供されているため、デザイナーが自身の現在のステップに合わせて参照しやすく、現場での実践に役立つ内容となっています。

        • 三村 勇介
        • 尾崎 雄一
        • 清水 亜麻衣
        • 古田 耀
        • 大宮 淳

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 14

        AI開発において時間がかかる正解付け(アノテーション)作業を自動化するシステムQuickAnnoの構成や特徴を紹介します。本システムは精度をより効率的・継続的に上げる仕組みを有しており、正解付け作業の大幅な時間短縮を実現します。

        • 竹中 伸巧郎
        • 遠藤 功佑
        • 浅野 貴史

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 15

        顕微鏡画像解析AIソリューションは、撮影した微生物の顕微鏡画像を解析し、生細胞数のカウント、細胞の生死判定、細胞の正常な色との乖離の判定を行うことができます。加えてデータを蓄積することで、これまで困難だった増殖の可視化やコンタミネーションの予測、代謝の把握の実現を目指します。

    • 転載論文

      • 飯島 裕隆

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 16

        インクジェットデジタル印刷機AccurioJet KM-1に採用されている、独自開発のゲルUVインク技術について紹介します。インクの粘度を高度に制御する本技術は、紙面着弾後の急速なゲル化による点(ドット)の液寄りの抑制を可能とし、高速かつ高精細な画像形成を実現します。

      • 池田 大志・樋本 一晴・寺中 駿人

        KONICA MINOLTA Technol. Rep. 2025, 22, 17

        日本語自然言語処理リポジトリ分類データセットの構築手法について報告します。本データセットにより現実的なテキスト分類タスクの想定やモデル性能の評価、新たなモデル作成が可能となり、情報集約効率化の観点で日本語の自然言語処理研究のさらなる発展に貢献できます。

  • 編集委員会


    研究開発活動

  • ※執筆者の所属名や役職等は、発行当時のものです。
    ※テクノロジーレポートに掲載している情報は発行当時のものです。開発、製造、サービスを終了している可能性がありますこと、ご了承ください。
    ※コニカミノルタ、KONICA MINOLTAおよびテクノロジーレポートに掲載されているコニカミノルタの商品名・サービス名、ロゴマークは、コニカミノルタ株式会社またはグループ会社の商標または登録商標です。その他の商品名・サービス名、ロゴマークは、各社の商標または登録商標です。

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